私が思う良い家具とは、組立てたときが完成ではありません。作り手から使い手に渡ったときはまだ８０点ほど。そこから日々の生活の中で使い込んでいくことで、手触りが良くなり、色合いに深みが増していくことでその使い手に合った家具が完成していきます。

ものをぶつけた傷、コーヒーをこぼしたシミ。それも使い手と共に家具が歩んできた歴史であり思い出です。きっと他の人から見れば中古品かもしれませんが、それは間違いなく世界でたったひとつしかないあなたの家具になります。

作り手が作り、使い手が育てる。それが私の思う良い家具です。

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そのために私が出来ることは、長く使っていただけるように昔ながらの木組みよる加工で制作します。

これは強度を持たせる意味合いと、後々分解して再度組み立てられるためメンテナンスをすることが出来るからです。

仕上げには、メンテナンスがしやすい自然由来のオイルを使い拭き上げています。